「人生」を変えていくには?
目次
- ○ 前回までのあらすじ
- ○ 人生は変わらないが、進化する。
- ○ 人生を変えるには「覚悟」が必要。
- ○ さあ、「人生」を変えていこう。
- ・ステップ1:「在り方」を明確にする。
- ・ステップ2:「覚悟」を決める。
- ・ステップ3:「生き方」を整える。
- ・ステップ4:「決め方」や「歩み方」を変容させる。
- ・ステップ5:映画を見るように楽しむ
- ○ まとめ
前回までのあらすじ
前回の記事では、人生の成り立ちと、人生が変わることの真意について触れました。
この記事では深くそのことについてお話しませんが、知りたい方は是非ご一読ください!
これを読んでおくと、今回の記事の理解がスムーズになります。
まず人生の成り立ちには四大要素があります。
在り方は今世の学び、生き方は学びへ誘う世界観、決め方は世界観に沿った考え方や気持ち、歩み方は考え方や気持ちから出た行動、所作や態度。
これらを通して目の前に広がる世界を体験し人生として捉えます。
そして、「人生を変える」と言うアプローチが、「変わらない人生」を生み出す根源的な問題の1つということもわかりました。なぜなら人生は「変える」ではなく、「進化」させることが大切だからなのです。
これらを理解した上で、今回は実際に人生がどう変容していくのかをお伝えしていこうと思います。
人生は変わらないが、進化する。
人生は進化して、体験する人生が変容します。
そして、進化させる上で2つの大切なポイントを知る必要があります。
まず1つ目は、地球上に生きる一人一人に共通する本質的な意志であり、今世を生きる理由です。
- それは、「意識(魂)を成長させたい」です。
少し分かりやすくいうと、人生体験を通して、「自分の在り方を進化させる学びを得たい」です。
そもそも今世に生まれ、この世を体験する根源的な理由は魂の成長を通して進化することであり、それが不変の真理です。
仏教で説かれているカルマとは、前世的に進化しきれなかった事を、今世でもトライするために宇宙に存在する、学ぶ過程を保存するシステムの1つなのです。
この仕組みを通して、前世で達成したかった進化を促す成長体験を、「生き方」、「決め方、「歩み方」を経て人生に構築します。
そのため、場所を変え、環境を変えても、同じような状況に陥ってしまう原因がここにあるのです。「運命」を感じる理由が、まさにここにあります。
この視点はとても大事です。なぜなら、現状で起こる体験の全ては、学びに寄与するための現象で、自分で選んだ起こったことと理解できるので、人生に主体性が現れます。
そしてこの主体性なしに人生を進化させる事はできません。
例えば、身に起こること全ての出来事を他人事や他人のせいにした場合、そこから自分に大切な意味や学びを得るのはとても難しいと思います。
そうなると、一生かかっても人生を前進させることができなくなり、「なんでいつも私だけ?」、「また同じ状況に陥った」などのようなネガティブなループを自分で形成することになります。
全てを自分ごとにするのは難しいですが、まずは自分の身の回りに起こる事は「自分で決めて体験している」ということを知り、この視点を持ってみましょう。
これが進化の第一ステップにもなります。
次のポイントは、「何の学び?」です。
この学びは、今変えたいと思う人生、つまり、辛いと思う体験や課題や苦悩を感じる体験を通して現れます。
なので、このように自分に問いかけてみる事で、学びのテーマが明らかになります。
- 今を変えて何を本当に得たいと思っているのか?
これは、なるべく掘り下げて、掘り下げて答えを導き出してみましょう。
ここがわかると、今得ようと思っている進化へのアプローチが間違えているために、苦悩や課題感を感じていることがわかるので、アプローチを色々変えてトライアンドエラーでコツコツ頑張ることができます。
この2つを理解して行動することで、進化への道が開き、結果として人生が変容していきます。
ここでお気づきになった方もいると思いますが、「人生を変えたい」と思う気持ちは、アプローチは間違えているとしても、とても大切な感覚なのです。なのでこの記事では、「変えたい」と思ってはダメとは言っていないのです。
これもまた、自分の本質から出た「今のままじゃダメだ!」と訴える声なのは確かなのです。
その声とどう付き合うかがポイントなのです。それは「そう変えれば良いのか?」ではなく、「どう今を進化させれば良いのか?」なのです。
人生を変えるには「覚悟」が必要。
変えたい人生とは、進化させたい人生とお話しました。
そして進化とは、前世的に達成できなかった学びなわけです。
要するに、魂の「苦手」なわけです。
僕は「きゅうり」が苦手なのですが、この「苦手」を克服するのは結構な覚悟が要りました。
実は幼少期、「きゅうり」を無理やり食べさせられ、それ以来トラウマになっていました。
嫌いなのを知っているので、そのトラウマを乗り越えて、「これなら食べられる!」といわれた「きゅうり」を口にする覚悟たるや。。。
お分かりの通り、「苦手」への挑戦は、辛いことです。
ですが、それを超えると可能性に溢れた新たな世界が広がります。
僕の場合は「きゅうり」を食べられるようになる事で、きゅうり料理の新たな世界が広がりました。(笑)
そして、「苦手」にはもう1つの側面があります。それは「苦手状態」はデフォルトであり、何も頑張らなくても成れる状態なため、コンフォートゾーンになってしまうことです。
例えば、「いつも付き合っても彼氏に裏切られる」方がいて「人生を変えたい!」と思っているとします。
ですが、この辛い状態が続くのであればそれはコンフォートゾーンの恐れがあります。
まず「彼氏に裏切られる状態」を自ら作っている事は、「在り方」を通して分かります。
そしてその状態を作る事で、実は何かを得られているわけです。
例えば、「彼氏に裏切れらる」事で、「友人や家族から同情してもらえる」、「期待が外れて後悔しないように不幸な自分で居続ける」などです。
それぞれ本質的には「愛(前者)」と「安全(後者)」を得ています。
すると、口では「変わりたい」と言っているのですが、私たちの本質は「変わりたくない」わけです。
なぜなら、ある意味この状態でも得たいことが得られているわけです。ですが私たちの本質は同時に、今世では違うアプローチで今得ている事を得たいわけです。なぜなら前世で、このアプローチで本質的に満たされていなかったと知っているからです。
まとめると、「今は嫌だ!でも今の自分を変えるのも嫌だ!」
「じゃあどうしたいのっ!?」と言いたくなる、ワガママな子どものようですね(笑)
なので「変わる!(進化する!)」と思うとき、「コンフォートゾーンから踏み出す」と「苦手の克服」する「覚悟」が必要です!
それ無くして人生は前へ進み出しません。逆に「覚悟」が決まると、とたんに人生が前へ進み出します。そこには様々な挑戦が待ち受けていますが、乗り越えられない挑戦はそもそも目の前に現れないので、リラックスして楽しく乗り越えていけば良いのです。
そしてもう1つ明確になったことがあります。それは、「人生を変える」は「人生の進化」。「進化」とは、苦手を克服した「進化した自分」なのです!
さあ、「人生」を変えていこう。
ここまで読まれた方は、以下の4つのポイントの大切さをしっかり把握できていると思います。
- 人生を構築する四大要素
- 「人生を変える」とは「人生を進化させる」
- 「進化」とは苦手を克服した「自分の進化」
- 人生を変えるには「覚悟」が必要
では実際に人生を変えていく手順を見ていきましょう。
ステップ1:「在り方」を明確にする。
在り方が明確になると、現状を体験している理由である、「学び(苦手の克服)」を通して本質的に何を得ようとしているのかがわかります。つまり現状を打破する方向性を見出せます。
何の学びで、何を得ようとしているのかに気づくためには、下記の方法をオススメします。
- 1. 何に不満があるかに気づく
- 2. なぜ不満なのか掘り下げる
- 3. 不満の原因が解消さていると何があるのか?
- 4. それがあると何が実現するのか?
- 5. 実現すると何を感じ何が満たされるのか?
場合によっては、4と5を繰り返して、より本質的に「得たいこと」を見出すことができます。
「得たいこと」がわかると、自動的に「学び」がわかります。
学びは、「苦しいと思う環境や状況」+「得たいこと」です。
例えば、仕事を通して行動の自由を得たいとします。
その場合、「仕事/働く」+「自由」ですので、学ぶべきことは、「仕事を通して自由を確立する」ということです。
ステップ2:「覚悟」を決める。
人生を変容させるということは、学びを学んでいくことになります。それは一回の人生を超えて持ち続ける「苦手」にチャレンジすることになりますので、それなりに苦労する体験をすることになります。ですがその苦労も、必ず報われるので、楽しんでチャレンジすると良いでしょう。
もししっかり挑戦したい場合は、オススメな方法があります。
ノートに一文、「私は、〇〇をしっかり学んで、〇〇を満たしていきます。」と書いて、サインをする方法です。
または、学べき事を紙に書いて、部屋にはるなどして自分へリマインドする方法です。
これをすることで、現状の「つらさ」を変容させる目的である、「本質的に得たいこと」と、それを得るために乗り越える必要のある「苦手」を意識できるようになります。
ステップ3:「生き方」を整える。
「苦手」とは、その個人の無意識に存在する概念です。「本質的に得たいこと」を意識したときに沸いて出る世界観です。コーチングや心理の分野では信念や価値観といった言葉で表現されていますが、それらを解放します。
例えば、学びが「仕事を通して自由を確立すること」だった場合、これが「苦手」なわけなのです。
よって無意識は「仕事をしていては自由は確立しない」と思っているわけですので、これを変容させる必要があります。
アプローチとしては、この無意識の思いがどこから来たのかを探り、それを手放します。
例えば、自分の両親が毎日働いていて好きなことをしていなかったとします。これを幼少期から目の当たりにしていれば、「仕事は自分の自由を犠牲にするものだ」という信念が無意識に形成されます。
これを手放す上で使える方法が、アファメーションです。
特定の信念を逆転させて、自分に言い聞かせるといった方法です。
例えば、信念が「仕事は自分の自由を犠牲にするものだ」の場合、アファメーションはそれを逆転させ、
「仕事や人生ですらも自分の自由意志で選んだ結果が目の前にあるので、自分はいつでも自由だ。」と唱えます。
その他にもいくつか例を出しておきましょう。
信念:「私は愛されていない。」
逆転:「友人、家族、パートナー、娘/息子、そして私は私を愛している。」
信念:「いつも不足している。」
逆転:「いつも必要なものが揃っている。」
信念:「豊かでない。」
逆転:「全てが完全で、今に満足している。」
信念:「必ず悪いことが起こる。」
逆転:「未来は希望に満ち溢れている。」
これにはコツや慣れが必要ですが、ポイントは信念を逆転させることです。
ステップ4:「決め方」や「歩み方」を変容させる。
これはとてもシンプルですが、前提としては「生き方」の変容をしてから「決め方」と「歩み方」を変容させましょう。そうでないと、それぞれに影響を与えるのが「生き方」なので、そこが変わらないといくら「決め方」と「歩み方」を変えたところで、結局「生き方」を実現する上での違うアプローチにすぎないからです。
「生き方」の変容を少しでも促せた方は、「在り方」をベースに「決め方」と「歩み方」を変容させましょう。
「在り方」は本質的に得たいことと、それを得るための学びです。
ですのでその学びを得るために思考し、行動することが、結果的に「決め方」と「歩み方」の変容に繋がります。
「決め方」と「歩み方」は人生へ直接的な影響を与えるので、最終的に人生の展開が変容し始めます。
ステップ5:映画を見るように楽しむ
学びの過程は苦労や辛いこともあります。なぜなら「苦手」に挑戦しているからです。
葛藤やアップダウンの少ない映画は面白くありません。主人公に葛藤があるから映画は面白いのです。そして葛藤の先には必ず個人や人生が豊かに成長します。
人生も同じです。
ポイントは、「苦手」に挑戦している限り豊かなエンディングが待っているのは約束されているので、その過程をいかに楽しむことができるかです。まさに映画の視聴者が、エンディングを見ることを楽しみしているのではなく、エンディングまでの過程を楽しく見ているかのように。
まとめ
もしとある映画の主人公が全く葛藤なく、ただ成長して終わる映画があったとします。そんな映画は面白くないと思います。
ハラハラドキドキ、色々な困難や挑戦を通して成長していく主人公が描かれている映画の方が面白いし、私たちは好んでそんな映画を見るはずです。
人生も一緒なのです。今世をしっかり味わい楽しめる人生のシナリオを、私たちは生まれる前に選んで来ます。それはあなたにしか味わえない、あなたに最もピッタリな人生物語です。
今回の記事では「人生を変えることとは?」を解剖していきました。
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