原住民族から学ぶ次世代の生き方
最近、台湾🇹🇼一周の旅に出ていたのですが、そこで出会った自然もそうなのですが、素晴らしい展覧会に出会いまして、古代の叡智が教える、次世代の生き方を、美しく教えてくれる素晴らしい展覧会だったのです🌈
今回の記事では、この展覧会を通して気付いた、自分の暮らしも、社会も、地球をも豊かにする生き方に焦点を当てていきます🌞
目次
展覧会との出会い
台湾一周旅行へ出かける前、事前色々とリサーチをして旅行のイメージを膨らませていた時、今回の旅ではどんな体験に焦点を当てようか決めかねていたので、最近手軽なTimeWaverとして使っている、オラクルカードを引いて決める事にしました。
このオラクルカードは、動物が描かれている、スピリチュアル・アニマルというカードでして、「体験する事」、「見る事」、「注意する事」を意識して3枚引きました。
引いたカードはこちら。
体験:Nightingale 表現を司る
見る:Cobra 深い叡智を司る
注意:Crocodile
そこで、芸術的なものを観て触れれば良いかなと直感し、グーグルでいくつかキーワードを打って検索していた所、台湾の東、花蓮に位置する文化館のウェブサイトへ辿り着きました。
ちょうど3つの展覧会が開催されており、その中の一つ、「在呼吸」(インスピレーション)という展覧会にピンと来て内容を読んでみると、
めっちゃスピ😆
展覧会の説明では、台湾に自生する、24の植物を紹介しながら、それらのスピリットと繋がる展覧会。
めっちゃ気になり、台湾一周旅行で訪れる場所そっちのけで、まずそこへ行きたい!となり、旅に出て3日目でその展覧会へ訪れる事が出来ました🌈
自然と調和した原住民族の在り方
この展覧会は、台湾に18ほどいる、原住民族の暮らしや在り方を紹介するものでした。
ただ彼らの生き方に共通するのが、自然に存在するスピリットや意識と繋がり、その繋がりの中で、在り方や暮らしを見出すという事でした。
その繋がりの中心にいるのが、何と「呼吸」。
世界の哲学書、宗教、様々なところで重要視させる「呼吸」の力なのですが、どんな文化や伝統や宗教であろうと、それぞれが直接的に繋がって無くても、私たちが見出す純粋な真理は同じなのだと、つくづく思い知らされます。
そんな台湾の原住民族も「呼吸」を大切にし、呼吸を通して、彼らの身の回りを取り囲む大自然の意識と繋がっていたのです。
なので、この展覧会の名前は、
「在呼吸」
呼吸と共に在る。
そしてもう一つの意味が「インスピレーション」
その語源は、「in / イン」は入る、「spiration / スピレーション」は呼吸
呼吸が入ることが、インスピレーション。
自分だけでなく、全体の呼吸を意識する事で、全体と共鳴し、それらの意志が自分を含め全体と共有されます。つまり、量子共鳴状態です。
台湾だけでなく、世界の多くの原住民が、自然と調和して生きているのですが、彼らは常日頃、呼吸を意識して、呼吸を合わせて、量子共鳴して生きているのです。
自然と調和した原住民のモノづくり
さて、「在呼吸」では、原住民の自然を敬い、繋がり、生活に活かす様子を順を追って紹介する構成になっており、
中でも最も大切なのが、「自然を敬い、繋がる」事でした。
彼らにとっては、全ての始まりであり、最も重要な事です。
彼らの暮らしは自然に養われ、守られているからです。
なので、彼らの在り方の中心が、自分を自然の循環の一部と考え、その循環の調和を意識して、日々の営みに励むのです。
それを表現した展覧会の作品が、このチャプターの画像です。

これは原住民が、自然の中から生活や暮らしに使えるものを見出す時の世界観です。
そこには、どんな時に何がどう使えるのかが一緒くたになっていますが、そこには何とも言えない調和があります。
これはある意味で、量子状態を表現していますよね。原因と結果、始まりと終わりが同居している状態。つまり原因と結果を分離しないものの見方ができると、自然と調和に向かう在り方が実現するということなのでしょうね🌈
特に興味深かったのが、蛇の毒と、その毒を癒す植物が一緒になった作品でした。つまり、毒が現れると同時に、毒が消える現実があるわけでして、その「繋がりの環」を観て、何が特定の毒に効くのかを知っているという事を示しています。
実は人間の直観やインスピレーションの仕組みがまさに同じです。
そうして出来た薬や道具は、自然と調和し、使う人の暮らしを豊かにします。
今の世界には、こうした視点でのモノづくりが少ない様に感じます。
SDGsという言葉のおかげで、少し注目され出した循環型社会。ですが、もともと循環している自然であり、地球。まずは、その大きな循環に気づいて、目を向けて、循環に繋がり、人生を生きたり、モノを作ったりする事が大切だと気付かされました。
まずは「一呼吸」。
繋がりを感じてから、次のチャプターへ移りましょう。
原住民、めっちゃ柔軟
展覧会を後にして数日経って、実際に原住民の方と出会う機会に巡り会いました。
彼らはアメ族という部族の人たちで、台湾の東南に位置する台東(タイトン)という地に在る病院兼福祉センターでソーシャルワーカーとして働く人たちでした。
実は台湾の原住民族の方々は、展覧会で見た様な暮らしでは無く、近代的な暮らしに近い暮らしを営んでいました。といっても、昔も今も山に住む民なので、高齢者の方々は山を降りて生活必需品を手に入れるのが難しいのだそう。
そんな高齢者のために作られたのが、その福祉センターでした。
そしてその福祉センターはカトリックのクリスチャン!
そきて聞いて驚き、原住民族のほとんどが、どうやらクリスチャンにコンバートしているのだそうです!
彼らの伝統や宗教観はいったいどこへ...
と思ったのですが、どうやらキリスト教の信じる神と、彼らが元々信じていた神は、名称は違えど、性質や特徴が全く同じなのだそうです!
それを知った原住民族は、同じ神ならOKだよね、という事でより体系だったキリスト教を快く受け入れクリスチャンとなりました。
何とも柔軟な原住民。ですが、大切なのは真理であり、形はなんでもよいのです。本当に意識が成熟しているなと思いました。
私たちは何かと形や名前にとらわれます。その結果、細分化に細分化が進み、星の数ほどのラベリングが世を埋め尽くし、お互いのテリトリーを守ったり、時には否定して侵したりと、、、
これは原住民族の方々の在り方と真逆。
本当に大切なのは、形や名前ではなく、それらの繋がりの中に流れる真理を見出すことです。これは知識から智慧を見出すプロセスと同じですし、このプロセスには脳を量子脳にする必要があります。量子脳こそ柔軟性であり、真理を映し出す、私たちの真実の鏡でも在るのです。(真理を観る眼/直観じゃないよ。)
そして、やっぱりそれには呼吸が大切なので、呼吸を通して私たちのハートを開くことが大切なのです。
原住民族の在り方を、現代の暮らしに取り入れる。
さて、ここまで原住民の方々の在り方が、いかに素晴らしいかをご紹介したのですが、
実際問題、私たちの殆どの暮らしから自然は果てしなく遠く、現代の暮らしに慣れている私たちに突然、便利な暮らしを捨てて、自然の中でワイルドに生きろと言われても無理な話です。
では、この展覧会や原住民の方々の出会いから何を持ち帰れば良いのか?
それは彼らの持つ視点や世界観なのでしょう。
例えば循環という調和を常に意識して生きる事だったり、形ではなく、それらに流れる真理を映し出す澄んだ心を意識する事だったり。
彼らが日々当たり前にしている「意識」こそ、現代社会へ持ち帰って応用できるのではないでしょうか?
今の社会には、地球の調和から離れている物事で溢れかえっています。
それら大きな問題をどうこうするのではなく、そんな世界を観測している私たち一人一人の意識を、原住民の方々の意識の在り方の様に変容させて行くことで、徐々に世の中が調和へ戻って行くことができます。
僕が訪れた展覧会も、そんな意識に戻る一つのアンカーですし、今後このような意識を育もう場所が増えてくれると良いですね❗️
イシキスムージーでは、そんな意識を育む入り口、「イシキの手紙」を皆さまに用意しています😊
自分の暮らしはもちろん、自分がいることで周りの人や地球も幸せになっていく意識へアップデートしたい方は是非使ってみてね❗️
意識の世界は奥が深く、探究心が止まりません。ではまた次回の記事で、意識の不思議な世界を一緒に探究しましょう〜〜!🌈