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イシキの智慧袋  ブログ 

好きが見つかる道のり

みなさん、こんにちは!🌞

イシキのユウキです!🌈

2023年の誕生日のその日に、教育委員会で教頭先生方に研修をさせていただいた時に気づいたことです。💡


お題は、「子どもたちが社会課題に興味を持ってもらうには?」でした。


幼い時から、自分の興味や好きなことを横に置いて、人、社会、世界のためのことを考えるこのお題に、違和感を感じたので、研修では「自分の意志に気づく大切さ」についお話させていただきました。


そこで、自分の「好き」を見つめるシンプルなワークを参加者の皆さんで行ったのですが、そこで出てきた回答にビックリ。


そして気づいたのが、「好き」が見つかるには、ステップがあるということでした。

目次

好き以前の問題

研修で共有したシンプルなワークはこんな感じです。

「もしあなたがスーパーヒーローで、一つ願ったことが、すぐその場で実現するとすれば、何を願いますか?」

という質問でした。

5分ほど時間をとった後に、数名の先生方の回答を共有してもらいました。

トップバッターの方の回答は、「学校から休暇をとって温泉に行きたい。」でした。

正直、期待していた回答ではなかったのですが、逆に今の社会に蔓延る、「好き」がわからない根本課題が解った瞬間でもありました。

それは、「嫌」と言えない。

つまり、自分の「嫌い」も言えなくなって、分からなくなって...嫌いも解らない状態で、「好き」を知ることは不可能。そんな中で、自分の「好き」を考えろというのは、酷な話なのです。

この状態が続くと、「嫌」と思ってはいけない意識から、「嫌」を「好き」にすり替えてしまう可能性もあり、そうなると、自分の何を信じれば良いか分からなくなり、いよいよ「好き」がすっかり隠れてしまいます。

なので私たちは、「好き」の前に「嫌い」を正直に見つめる必要があるのです。💓

つまり、トップバッターで「自分の好き」を共有していただいた先生は、このワークを通して、初めて自分の「嫌」に正直になり、「温泉へ行きたい」という言葉を使って、その「嫌から逃げたい」という意志を示したことになります。

そこで気づいたのです。🌞

「好き」たどり着くまでに、ステップがあることを。🛣️

好きなことが見つかるまでのステップ

ここからが本題です。
「好き」が見つかるまでに大きく分けて4つの「好き」のステップがあります。🏃‍♀️

1つ目
嫌なことから逃避すること。

2つ目
不足を補うこと。

3つ目
純粋に気になること。

4つ目
人のためにしたいこと。

01 嫌なことから逃避すること。

「嫌なことから逃避すること。」は文字通り、嫌なことから逃げたいと思う気持ちから行う全ての行動と選択です。それがスイーツの爆食いなのか、タバコやお酒なのか、日々の仕事を忘れて旅に出るのか、ただ引きこもるのか…

これは「好き」を見つける大切な第一歩。🌈
本来は幼少期や、学生時代に、「ワガママ」という形で探求できるステップです。
人は、嫌なことから逃げる時に、また他の嫌なことをすることはありません。
必ず、自分にとって心地よいことを選ぶのです。

ですが、このステップを抜かしてしまうと、自分の「嫌」に素直になれなくなって、本当の「好き」に気づきづらくなります。人によっては、「嫌い」を隠す、偽りの「好き」を生み出すこともあります。

もし最近、素直に「嫌い」を表していないと感じることがあるのでしたら、なるべく早く「嫌い」という感情に向き合ってあげましょう!💓

02 不足を補うこと。

「不足を補うこと。」も文字通り、不満を補うために行うことや、選択することです。
不足感を補うことは、嫌なことから逃げることでありません。

例えば、お腹が空いたからご飯を食べる。
これは、嫌なことから逃げているわけではなく、足りてないと思うから、満たすのです。

これがもし、嫌なことから逃げるために食べるのであれば、僕の場合だと、スイーツを爆食いしてしまう、といったことになるのでしょう。🍰

または、最近旅行に行ってないから、また行きたい。
これも不足を補う気持ちから来たものです。

これらの気持ちは「不満」や、「足りない」という感情で現れます。なので、最近「不満」を素直に表していないと感じているのでしたら、「不満」に素直になり、それを満たすために、「今は何ができるのか」を真摯に向き合ってあげましょう。

ここまでの「好き」をメインに取り組んでいる段階では、自分の以外のことを考えるのは難しいです。つまり、人のためや、社会のため、などを考える段階では無いということです。

この自分が満足に満たされていない段階で、人のためや、社会のために取り組むと、自分の身を削り過ぎ、エネルギーが枯渇する傾向が現れ、鬱や燃え尽き症候群になる可能性が高くなります。

世の中の多くの人が、この状態に苦しんでいます。なぜなら、学校で幼い時から、自分のことより他人のこと、そう考えることが美しいとされ、自分を満たすことは自己中心で好ましくないことと学んでしまったからです。

実際は全く逆で、自分を満たせないと、他者も満たすことはできないのです。

周りを気にせず、エゴを丸出しにするのです。
勇気を持って、まず欲を出し切るのです。

03 純粋に気になること。

ここから、好きの性質が大きく変化します。

今までは、欠陥や不足がベースになった「好き」ですが、この「好き」は、欠陥や不足に意識は向いておらず、純粋に興味のあること、触れたいことのような好奇心、つまり純粋に「好き」と言えることに意識が向いています。

それは純粋な探究心であり、自分の世界に深く触れていきたいという意志の表れでもあります。



この「好き」の段階だと、ただの趣味や興味に収まるか、仕事に発展するかはハッキリしないですが、この段階の「好き」を満たしていくと、本当の意味で満たさ始めます。そして、ここを探究する段階にきている人のほとんどの動機が、好奇心が優位になり、それが、趣味という形で表れる傾向があります。

もし、何か興味があり試してみたいと思うことがありましたら、まずは素直に飛び込んでみましょう!🌈

04 人のためにしたいこと。

この「好き」の段階は、今回の記事でご紹介する最後の「好き」です。

つまり、あなたがこの世界にギフト💝したいことです。✨

ここまでくると、自分だけでなく、自分と周りの人の「好き」まで意識を広げることができている状態です。つまり、趣味のような、独りよがりの「好き」ではなく、お互いに「好き」を共有して、一緒に「好き」味わって、楽しめるのです。💓

そんな「好き」を表現することは、自分も相手も幸せにする、まさにギフトなのです。

この「好き」の段階まで来ることができると、仕事になります。🏃‍♀️
仕事は、その字が表すとおり、「仕える事」なのです。つまり、「仕える相手」を知らないと、「やる事」を選べないのです。
なので、この「好き」の段階では、ギフトしたい相手が「仕える相手」、そしてギフトが「やる事」なので、仕事が成立します。

現代社会では、この段階から考えさせられます。つまり、自分を無視して、初めから相手のことを考えさせられるのです。なので、本当は誰に仕えたいかも分からず、与えられた「やる事」をロボットの様にこなすので、魂的にも、精神的にも、肉体的にも、ストレスフルになってしまいます。

本当は5つ目の「好き」があるのですが、これは今回の記事に書かない方が良い気がしたので、気になる方は、イシキのお茶会やイベントでお会いしたときに、聴いてくださいね!🌈

それぞれの「好き」に共通すること

私たちは、基本的に興味のないものには意識が向きません。🌞

つまり、どの「好き」の段階においても、この世界にある無限の選択肢の中から、何かを選択するのです。そこには、どの「好き」にも実は共通する純粋な「意志」の表れが存在します。✨

なので、自分がどの段階にいようが、自分が純粋に求める「好き」や「意志」を見つけるチャンスがあります。

ですが、「嫌なことから逃避すること。」と、を通して現れる「好き」の性質は、純粋な「好き」や「意志」を最適に表す形から、かけ離れていることが多いので、そこから純粋な「好き」や「意志」を見つけるのは至難の技であはあります。

なので、順当に一つづつステップを上がり、「純粋な好奇心。」や「人のためにしたいこと。」まで、自然に意識が向いた時に、自分の本当の「好き」や「意志」を深く見つめてみましょう。👀

好きを知る。

さて、最後に一緒に、「好き」を見つける簡単なワークをしましょう!🌈

紙とペンは用意できていますか?🖊️

直感的に好きを書き出す✍️ - 1min

3分程度で、今やりたいこと、実現したいことを沢山書き出します。

書き出したことを分類する🌈 - 3min

自分に正直になって、書き出したキーワードの動機を下記の4つに分類します。
1)嫌なことから逃げるため
2)不満を満たすため
3)純粋に触れたい、知りたいため
4)誰かにギフトしたいため

ウェイトを知る⚓️ - 1min

4つの動機の中で、どの分類に一番キーワードが集中したかを知りましょう。
その分類が、今のあなたの「好き」の中心になっています。

好きを知る💓 - 1min

最後に、一番ウェイトの大きい分類のキーワードを使って、「好き」の本質を掘り下げます。

1)まずは、ウェイトの大きい分類に注目
嫌なことから逃げるため/不満を満たすため/純粋に触れたい、知りたいため/誰かにギフトしたいため

2)次に似たキーワードはグループにして、そのグループを表すタイトルをつけます。
グループのタイトルは、キーワードたちを包括的に表す名前をシンプルに書いてください。
例えば、「冒険、探検、探究」は似ている要素だと思えば、それをグループにして、「旅」と言う名前をつけます。

3)最後に各グループの名前になっている「好き」の何を本質的に求めているのかを内省します。
例えば、「旅」と言うグループ名があるとすれば、「旅」の何が好きなのか?「旅」を通してどんな感覚やエネルギーに触れようとしているのか?
このように自問自答し、本質的に何が「好き」なのかを明確します。

すると、各グループから、より本質的な「好き」明らかになります!🌈

最後に

このワークでも解るように、どの段階の「好き」にいようと、
本質的な「好き」、つまり「意志」に繋がることができるのです。

ですが、その「好き」が純粋に表すことができるようになるには、
「好き」の階段を一段づつ登って行く必要があるのです。

つまり、私たちは、いつでも「好き」に気づくことができるのです。
ただ、現れ方が「好き」の段階に依存するので、
これが本当の好きなことと、捉えることができないだけなのです。

私たちの意識は、常に無限の可能性から一つの可能性を選択します。
その本質は、私たちの意志の表れであり、本質的に「好き」なことなのです。

そんな好きに素直になればなるほど、人生が「好き」で溢れていきます🌈
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